ライ麦畑

francoise2004-03-24

キャッチャー・イン・ザ・ライ」完読。普通に面白かったけど、あそこまで神格化されている
理由がわからない。期待しすぎたのかなあ。十年以上前から気になっていたけど、あまりにも
評判がいいのであまのじゃくの私は敬遠していたのだった。でも大好きな村上春樹さんの
訳なので読んでみたのだけど。古典ばかり読む私には新しすぎる文体で肌に合わないのか、
単に感性が鈍いのか。なんか悲しい。ここであきらめるのもなんなので、野崎孝訳の方も
読んでみようと思う。
村上氏は私が全新刊を所有する唯一の作家だが、訳本はあまり好きではない。彼独特の文体が
表に出すぎて読むと時々ひっかかるんだよね。カーヴァーはそれでもいいけど、アーヴィングは
だめでした。翻訳って本当に難しいんだなあと思います。


本日の読書:「呪のデュマ倶楽部」「お父さんは時代小説が大好き」
        「お母さんは赤毛のアンが大好き」「指輪物語 フロドの旅」